学生たちの熱い想いから生まれた『浦安産』の新名物・国産純粋ハチミツ

「一次産業がない浦安市に『浦安産』の名物を作りたい」という学生の想いからスタートした「うらやすハニープロジェクト®︎」。明海大学のホスピタリティ・ツーリズム学部の学生たちによって2022年3月に始動し、現在も浦安キャンパスの屋上で都市型養蜂に取り組んでいます。

「うらやすハニープロジェクト®︎」では校舎の屋上に巣箱を設置し、養蜂から採蜜、瓶詰めして販売するまですべて学生の手によって行っているのが特徴です。ふるさと納税の返礼品「うらやすハニー4種利き蜜セット」は、採蜜時期の違う4種のハチミツのセット。採取した時期に咲いていた花が異なり、それぞれの香りと風味の違いを楽しめます。

学生たちが手がけた「うらやすハニー・百花蜜」は、2025年日本はちみつマイスター協会のコンテスト「第8回ハニー・オブ・ザ・イヤー」で国産部門最優秀賞と来場者特別賞をW受賞しました。受賞した「百花蜜」は桜の時期に採取したもの。この時期に採れたハチミツには、桜の風味が感じられ独特の味わいがあります。菜の花など桜以外の花から集めたハチミツも含まれているそうで、クセがなく、ふわりとした春の味がすると好評だったそうです。

活動内容は週に1回、冬は2回「内検作業」といって巣の中を点検し、4月から9月初旬ごろまでは採蜜作業を行います。内検作業では女王蜂がいるか、卵をちゃんと産んでいるか、卵から幼虫に育っているかなどチェックする箇所は多岐に渡ります。養蜂服を着ているため、夏はサウナの中にいるような状況だとか。

プロジェクトの活動の一環として「浦安市民まつり」など市内のイベントや祭りに参加することもあり、その繋がりをきっかけに企業からコラボの提案もあるそうです。
「浦安には熱意をもって活動してるアクティブな方が多く、コミュニティも豊富なんです。自分達の活動に興味をもって声をかけていただけるのはありがたいですね」と、宮崎さん。

小学生を大学に招いて体験授業も開催しました。実際に養蜂の作業を体験したり、大学内にある蜜源を探し回るクイズ大会など、工夫を凝らした授業に小学生も興味津々だったそうです。
「体験授業でおみやげにハチミツの瓶を渡したのですが、学園祭の時にその瓶を持ってハチミツを買いに来た子がいました。嬉しくて泣きそうになりましたね」と、緑川さん。

学生の発案から誕生した「うらやすハニープロジェクト®︎」は、今では地元企業やホテルとのコラボレーションも実現するなど注目の的。浦安の都市型養蜂が、地元愛を象徴する特産品として注目されています。
ダブル代表を務める4年生2人は「プロジェクト創立メンバーの熱意を感じながら活動してきました。今後は後輩たちにもぜひ、活動を通してこの想いを受け継いでいってほしいと思っています」と、話してくれました。
| 事業者 | 明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部 うらやすハニープロジェクト®︎ |
| 住所 | 〒279-8550 千葉県浦安市明海1丁目 |
| 電子メール | urayasuhoney@meikai.ac.jp |
| URL | https://www.meikai.ac.jp/department/hospitality-tourism/ |